「当選◯名」から当たりやすさを見積もる方法
懸賞のページに「当選100名様」と書いてあっても、それが当たりやすいのか当たりにくいのかは、その数字だけでは決められません。応募した人が何人いるか分からないからです。
それでも、応募するかどうかを決める手がかりはあります。懸賞びよりに掲載中の懸賞を実際に数えながら、その見方を書きます。
正確な当選確率は、誰にも分かりません
当選確率は「当選人数 ÷ 応募数」ですが、応募数を公表する主催者はほとんどいません。締め切ったあとも公表されないので、当選確率は応募した本人にも、主催者以外には分かりません。
「当選確率◯%」と書いてあるページを見かけたら、それは推測です。数字そのものより、何を根拠にそう考えたのかを見たほうが確かです。
手がかり1|当選人数の桁を見る
正確な確率が出せない代わりに、当選人数の「桁」なら他の懸賞と比べられます。
懸賞びよりに掲載中の197件のうち、当選人数を公表しているのは113件(57%)でした。その内訳です。
| 当選人数 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 1〜5名 | 24件 | 21% |
| 6〜50名 | 40件 | 35% |
| 51〜500名 | 29件 | 26% |
| 501〜5,000名 | 14件 | 12% |
| 5,001名以上 | 6件 | 5% |
中央値は35名です。つまり「当選100名」は、実は多いほうに入ります。逆に「当選3名」は珍しくなく、5件に1件はこの規模です。
なお、残りの84件(43%)は当選人数そのものが公表されていません。この場合は次の手がかりを使います。
手がかり2|応募方法から応募者の数を読む
応募の手間が大きいほど、応募する人は減ります。当選人数と応募方法はセットで見ます。
掲載中の懸賞を応募方法ごとに分けると、当選人数の中央値がはっきり違いました。
| 応募方法 | 件数 | 当選人数の中央値 |
|---|---|---|
| レシート・購入して応募 | 33件 | 100名 |
| 応募フォームから | 70件 | 40名 |
| Xでフォロー&リポスト | 24件 | 12.5名 |
| Instagramから | 11件 | 10名 |
SNSの「フォロー&リポスト」は、当選人数が最も少ないうえに、応募が最も簡単です。1タップで応募できるぶん応募者が多く、競争率はいちばん高くなります。
反対にレシート応募は当選人数の中央値が100名と多く、しかも対象商品を買った人しか応募できません。手間がかかる懸賞ほど、応募者は絞られます。
手がかり3|応募できる人が絞られていないか
次のような条件があると、応募できる母数そのものが小さくなります。
- 地域が限られている(「◯◯県内にお住まいの方」)
- 年齢や属性が限られている(学生限定、子育て中の方限定など)
- 会員登録やアプリのインストールが必要
- 対象商品の購入が必要
条件が多い懸賞は、当選人数が同じでも当たりやすくなります。応募条件は当たりやすさの情報でもある、ということです。
確率が低くても、応募していい懸賞があります
当選確率が低いことと、応募する価値がないことは別の話です。判断の軸を確率だけに置くと、次のような懸賞を取りこぼします。
- 応募が1分で終わる(かけた時間に対して割に合う)
- 買い物のついでに応募できる(もともと買う予定だった)
- 外れても失うものがない(購入も個人情報の登録も不要)
逆に気をつけたいのは、当たりやすいけれど出費が必要な懸賞です。「3点購入で全員プレゼント」は当選確率100%ですが、そのために数万円を使うなら、それは懸賞ではなく買い物です。
懸賞びよりでの見方
各懸賞のページには「当たりやすさ」の欄を置いて、当選人数と応募条件から見た目安を書いています。あわせて「向いている人・見送ってよい人」も書いているので、確率だけでなく、自分に合うかどうかで選んでいただけます。
この記事の数字は、懸賞びよりに掲載中の懸賞を数えたものです。掲載しているのは応募がカンタンなものを中心に選んだ懸賞なので、世の中の懸賞すべての平均ではありません。



